ラベル・レシートプリンタ用紙の種類
印字タイプ
プリンタの印字タイプは大きく分けて2種類。
印字タイプによって、用紙の素材が異なります。
熱転写式 : サーマルトランスファー(thermal transfer)
インクリボンのインクを熱した印字ヘッドで紙媒体に転写します。
普通紙に印字できますが、インクリボンが必要です。
熱転写式プリンタ
感熱式 : ダイレクトサーマル(direct thermal)
感熱紙に熱した印字ヘッドを当てて印刷します。
インクリボンは不要ですが、感熱紙にしか印字できません。
感熱式プリンタ
用紙のタイプ
糊付けされたラベル紙(シール紙)と糊付けされていない連続紙(レシート紙)に分かれます。
ラベル紙・シール紙 | 連続紙・レシート紙 |
---|---|
糊付けされた用紙。 |
糊付けされていない用紙。 |
ラベル紙はさらに、形状の型抜きをしたものやラベル位置検出にブラックマークを施したものなどがあります。
全面ラベル
型抜きされていないラベル紙。
印刷後任意の場所でカットします。
ダイカットラベル(型抜きラベル)
型(ダイ)の形に切ったラベル紙のカス取りを行ったモノ(余白を取ったモノ)。
余白がないため、ラベルを1枚ずつ剥がしやすくなっています。
ダイカットラベル(型抜きラベル) 余白付
型(ダイ)の形に切ったラベル紙のカス取りを行わないモノ(余白を残したモノ)。
ラベルの間隔がわからないため、台紙にラベル位置検出用のブラックマークが必要になります。
フチなし印刷に向いています。
ライナーレス紙
全面ラベルロール紙の一種で、台紙(ライナー)がありません。台紙がないので用紙の巻径に対して印字できる量が多く、廃棄する台紙がないため環境にもやさしい用紙です。
ブラックマーク
ラベルの間隔がわからない用紙や正確なラベル位置を求める場合、台紙にラベル位置検出用のブラックマークが必要になります。
用紙の形状
用紙の形状は大きく2種。
プリンタに内蔵するものは一般的にロール状です。
用紙がロール(コア)に巻かれています。
一般的にプリンタ内にセットします。
用紙が折り重なっています。
一般的にプリンタの後方からセットします。